寄付者へ土地をプレゼントしようとした仰天プラン

By: Kevin Dooley
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1,000万円以上を寄付した人に宮津湾を望む住宅分譲地(750万円相当)を無償譲渡する制度。法的な観点による総務省の指導を受け、2014年10月のスタートを待たず中止となった。
市場価格:750万円(還元率75%)
狙いは定住促進と寄付増額。1,000万円の寄付で、市が2003年に整備したつつじが丘団地(1区画約200平方メートル)の販売価格748~758万円の土地が譲渡される予定で、3区画を用意していた。
当初はどこからもネガティブな意見は聞かれなかったが、10月スタートへ向けたPRを開始すると各メディアからの取材が殺到し一躍話題に。メディアの煽りを受ける形で総務省も動く事態となり、25日に同省より「税控除を受けられない"寄付者への特別利益"になる恐れがある」と指摘があり、市は同日より中止の検討を開始。
元々魅力ある土地ではなかった?
宮津市は日本三景、天橋立(ほか2つは宮城県宮城郡松島町の松島、広島県廿日市市の厳島(宮島))を有する自治体。天橋立自体は人気のある観光スポットであるが、ここの土地を2003年に開発したにも関わらず2014年10月まで余っていたということはあまり売り方が上手くなかったことは間違いない。つまり1,000万円で750万円の土地をもらったとしても、うまく転売できないんじゃない?というのがぼくの意見。
瞬間的に風当たりが強くなったために、悪い意味でバズってしまったためにこのような結果になったのではと推察される。